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墓矢旗

多分アイドルアニメとか

電撃G's magazine 2017年1月号 ラブライブ! School idol diary Special Edition #07について

ラブライブ! 2Dアイドル系

 

電撃G's magazine 2017年1月号を購入しました。

 

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原案公野櫻子先生によるラブライブ!School idol diary Special Edition #07』は今回は矢澤にこが主役でした。

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今回は口調のブレがアニメ化以降激しくなっている矢澤にこが主役ということで突っ込み所が出てきそうだなと思っていたのですが案の定でした。

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理由等はいつもの通りで、指摘箇所は口調がアニメの矢澤とか真姫や絵理のようなカッ地なんですよね。

「マシだよね?」にすればそれだけでアニメ以前のにこにーらしくなるんですがね。

にこにーはアダルティーな女の臭いをさえない話し方をします。お姉口調にはなりません。

アニメ化以降段々と公野先生まで悪い方向に変わっていっているのが相変わらず残念に思います。

 

その他は大して悪い意味で特筆するほどの表現はないですね。

希がにこを「ニコニー」と呼んでるのとか、にこの家族は「妹が2人(だけ)」と強調されてる所などはいいですね。

今回のSID Special Editionの話は次に続いてしまうということで…次号も買うことになりそうですね。

 

あとは希のキャラ描写がアニメに寄ってる感が強い点などに少し顔をしかめてしまいましたが、まあ気のせいかもしれません。

 

文章はまあそのくらいなのですが、これまでのSIDでは及第点の絵を描いてくれていた音乃夏先生の挿絵が…アウトになってしまいました。

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アニメの矢澤的な小憎たらしい正統派アイドルとしての適性がない系の表情ですね。

μ'sの絵師は鴇田アルミ先生しか信じられる人が残っていません。

清瀬赤目先生や伊能津先生はいい絵を描きますが、信頼度90%には満たないですね。

キャラデザの基準を2013以降のものに置いている感が垣間見える時が結構あるので。

音乃夏先生の絵も、見る陰もなく絵柄が劣化した室田雄平先生やその他のアニメーター陣よりは全然マシなんですけどね。アニメ基準のデザインでもなお可愛げが残っているので。

アニメ陣のμ's絵は果てしなくダメですね…。室田先生の絵はキャラデザ担当で本家ということでやたらと持て囃されてはいますが…比較的小綺麗ではあるのでしょうがデザインそのものが劣化していて見てて悲しいですね。版権絵でいえば夏色~もぎゅっとの頃の絵柄が最も良かったと思います。

必ずしも経験を積めば積むほど絵柄が良くなるとは限らないもので、例えば同じ漫画家の同じ作品の絵でも長編作品だと大体中期くらいの絵柄が一番格好良かったり可愛かったりするものなんですよね。

初期は荒削りで、段々絵が上手くなり安定してきてデザインが完成されるのですが、後期になると休載などを挟んだわけでもなくいきなり絵柄が変わって劣化したり、デザインが簡略化されてそれまでの繊細な良さが失われたりすることが結構あります。

 

また、今回は「おしえて!○○ちゃん」のコーナーもにこが担当でしたが、そこでのにこの台詞はほぼ問題なかったと思います。

ラブライブ!ナンバリングシングル考察

2Dアイドル系 ラブライブ!

ラブライブ!のナンバリングシングルは1stの僕らのLIVE 君とのLIFE』(2010年)から6thのMusic S.T.A.R.T!!』(2013年)までの6つが知られています。

※ファイナルシングルと銘打たれてナンバリングシングルとして数えてよいものか世間的にはグレーゾーンまたは認める扱いなMOMENT RING』(2016年)は単純にスクフェスコラボやアニメ劇中歌などを含めた中での最後のシングルという意味でしょうし、MVはおろかCDドラマすら収録されていないのでナンバリングシングルとして数えるのは最大限ハードルを下げて考えても妥当ではないと考え、除外します。

 

その6つのシングルに限って見ても、全てが初期からの流れを汲むと考えられるとはいえません。

まず1stの僕らのLIVE 君とのLIFE』(2010年)から2ndのSnow halation』(2010年)までは問題ないでしょう。 

 
内容、音声ドラマの内容、楽曲の歌詞や曲調、総選挙の有無などを見ても問題はないと思います。時期的にもシリーズアニメ化のシの字もアの字もない頃です。

この時点でのμ'sのキャラクター達の姿は、邪気がなく、いい意味で普通の女子高生やアイドルとしての魅力に溢れてるように思います。

 

1stシングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』(2010年)&2ndシングル『Snow halation』(2010年)Music Video
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初期のキャラデザは微妙だったなんて無知で思い入れも視力もない輩にしたり顔で言われることの多いラブライブ!ですが、MVにおけるキャラクターデザインは キャラや好みによってはむしろ1st&2ndの頃がピークなのではと感じられるくらいに質が高いです。

穂乃果:アニメの誰かのような暑苦しい雰囲気や少女らしい魅力に欠けたような様子はなく、純粋な少女としての元気な可愛さに溢れてます。

海未:清楚な大和撫子といった雰囲気が強く、アニメの誰かのようなコミカルで真面目を気取っただけの怒りっぽいおばさんみたいな様子はありません。

真姫:アニメの誰かのような高貴さの削げ落ちた斜に構えているありふれた単純なツンデレ女みたいな様子はなく、ハッタリや強がりではない自信に溢れた表情と女子高生離れした気品が感じられます。

:アニメの誰かのような関西のおばちゃんでもイメージしたかのような腫れぼったさの過度な主張はなく、お茶目な可愛さと人格の柔和さを兼ね揃えたデザインになっています。

にこ:アニメの誰かのような邪気は感じられません。あざとい表情やポーズの時でも、アニメの誰かのような可愛さのアピールとは思えない小物芸人や小悪党のようなダサさや気色悪さは皆無です。 

絵里・ことり・凛・花陽は上記の人達に比べるとアニメのキャラデザや表情作りで著しく劣化させられたわけではないですが、全く問題のない可愛さです。

特に凛は穂乃果、真姫、にこと並んで初期からキャラクターデザインが完成されていて、安定して美しく可愛いデザインで描かれています。天真爛漫さと、アニメ以前では既に備わっている少女らしさも表情や仕草から伝わります。 

一方で、花陽や海未、絵里に関しては初期1st&2ndだと髪型と顔とのバランスがあまりよくないように見える時があることも否めません。その点については3rd&4thの頃に安定し、ピークに至ったと思います。

1stシングル(2010年)ジャケット

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2ndシングル(2010年)ジャケット
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1st&2ndシングル、それぞれのジャケット画像も作画・デザインの出来は賛否ありそうなものもありますが、アニメの誰かたちのような気色の悪い邪念みたいなものがキャラクターから感じられない、愛せるアイドル、愛してほしがってるアイドルらしい様子で心地の良いものです。方向性に曇りや濁りは認められません。

 

 3rdシングル『夏色えがおで1,2,Jump!』&4thシングル『もぎゅっと"love"で接近中!』は、楽曲の品質もMVの構成演出、キャラクターデザインも各キャラを平均して見てピークだったと思います。そして1st&2ndを含め、4thシングルまでのこの頃がラブライブ!やμ'sがもっともラブライブ!らしく、μ'sらしかった頃だと思います。

しかし一方で、4thシングルというのは発売時期が2012年2月15日だという点から疑惑が生じます。

ラブライブ!のシリーズアニメ化が発表されたのは声優によるファーストライブイベント ラブライブ! μ's First LoveLive!』が最初でした。

そのライブイベントの開催日は2012年2月19日

4thシングル発売のわずか4日後です。その4日後にシリーズアニメ化決定という情報を告知できるということは自然に考えるとシングル発売の前からシリーズアニメ化に向けた話し合いや交渉が行われていた可能性が高いといえます。

それがどの程度前からだったのか、4thシングルや4thシングルMV、4thシングルCDドラマの内容にどの程度影響を与えたのかというのは分かりませんが、可能性として0とは到底言いにくいことが分かります。

そのFirst Love Live!におけるライブドラマのキャラクター設定が、若干アニメに近付いている部分がある点についても考慮対象になるかもしれません。主に絵里など。

ただその頃は鴇田アルミ先生の漫画版も連載して間もない頃であり、むしろその漫画版の設定に近いともいえるので、漫画版のプロジェクト開始とアニメ化プロジェクト開始が同時だったかどうかなどが気になる所ではあります。

 

μ'sの矢澤にこというキャラクターは最もアイドルとしての自意識が高いキャラクターで、アニメの誰かのような崩れた表情、少女らしくない表情は滅多に見せないキャラクターです。可愛いものが大好きで、可愛い自分のことも大好きなため、自分の可愛くない姿は当然見せたくないし見せないように努力するプロフェッショナルなアイドルなため、それを表すようにMVの表情もジャケットや雑誌グラビアの表情も実にアイドルらしく可愛さをアピールする理想的表情や仕草をしています。

3rdシングル『夏色えがおで1,2,Jump!』(2011年)ジャケット

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自身が総選挙1位を獲得しセンターを務めた3rdシングルまでは。

 

ただ、3rdシングルにも若干怪しいと思える点があります。

それはMV内の一コマです。とあるアニメでもこのシーンのパロディがありました。

3rdシングル(2011年)MV

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この表情や行動はアニメの誰かにパロディされるだけあって、アニメの誰かに近いものだと思います。

ただ、いたずらっぽい行動や言動というのはアニメ以前のにこでもよく見られる行動で、そのいたずらっぽい小悪魔っぽさやお茶目さとなるか、小汚い小悪党っぽくなるかの線引きが重要です。そしてそれを大失敗して小汚く気持ち悪い小悪党を出演させたのがアニメであり、そこからアニメ以前などについてもいつから別人が出演し始めたかと疑心暗鬼になって検証しているのがこの考察なのですが。

また、2011年8月24日発売の時系列的な部分でいえばアニメ化発表すらまだまだ先の段階で怪しさはほぼありません。

それから、アニメ以前の作中のにこの立ち位置がアイドル活動の参謀役、アドバイザーやプロデューサー的だったことなどから考えるとこのシーンもPVの1シーンを盛り上げるための演出として考えた行動などと考えることもできます。

3rdシングルに限らず、μ'sのMVの絵コンテや演出をメインで行っていたのは、アイドルに詳しく、アイドルのMVを山ほど見て来たにこである可能性が高いと思われます。

 

次に4thシングル。4thシングルは楽曲もいいのですがおそらく総合的に最高傑作といえるMVが魅力です。ただ一方で気になるのが、このMVでは百合を想像させる表現が用いられたことです。

矢澤にこ西木野真姫のにこまきカップリングは主にアニメ化以前の初期から人気が高い百合カップリングの1つでした。

1stシングルMVでも2人が共に登場する場面があり、そこから想像を働かせた人も少なくないのでしょう。

1stシングル(2010年)MV

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他にも雑誌や音声ドラマ等の絡みで性格の相性からにこと真姫がやり合う図は魅力的に映り、そこから人気が出たというのが恐らく妥当でしょう。また容姿の相性が絶妙だった所も影響していると思われます。

余り物コンビなんて言われたりもしてましたが、アニメ以前には希が生徒会副会長という設定を持つ媒体はなく、希と絵里の結び付きは強くありませんでしたし、ことほのうみ2年生組の結び付きもそこまで強調されていなかったため、余り物コンビと言われ出したのがいつなのか定かじゃありませんが、アニメ前後からだとしたら矛盾が生じます。

そのようにラブライブ!を題材とした百合はそれなりに人気がありましたが、ラブライブ!は本来読者参加企画であり、(主に男性の)ファンである読者の愛を求め請うスタイルの作品・キャラだったため、基本的に他のキャラクターやカップリングにしてもそうですが、より具体的に百合らしさを明示するような絡ませ方はありませんでした。

それが4thシングルのMVではその百合人気に影響を受けたかのような描写が登場します。

4thシングル『もぎゅっと“love”で接近中!』(2012年2月15日)MV
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このあたりからも若干作品の方向性に揺らぎが見えてきて、今にして思うと不穏に感じます。

※筆者自身はアニメ以前、原案に限りにこまきも好きですし、百合も好きです。でも百合じゃないのも好きです。

そして、4thシングルで最も怪しいのはジャケットです。 

4thシングル(2012年2月15日)ジャケット
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おわかりいただけただろうか。

もぎゅっとの方(左)は百合推しな点以外には怪しい様子はありませんが、愛してるばんざーい!の方(右)です。

 

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このにこの表情が、実にアニメの黒髪ツインテールの誰かのような生意気な表情です。

単に作画担当の絵が下手だとかキャラクター&作品に対する認識が酷かったというだけの話なのかもしれませんが。

日常の一コマならたまにはあるかもしれませんが、矢澤にこというキャラクターはジャケット撮影というアイドルにとって重要な一コマにおいてこういう表情をする人ではないので、アニメ化の影響がこの頃から既にあるのでは…という疑念を抱いてしまいます。

 

そして決定的に狂いが生じているのが5thシングル『Wonderful Rush』(2012年9月5日)です。

2012年9月5日という発売日から分かるように、シリーズアニメ化発表から7ヶ月近く経過し、この頃には2013年1月から放送が開始するシリーズアニメの内容についての話し合いや具体的な製作状況などがかなり温まってきた頃だったと思われます。

まず5thシングルについてですが、楽曲自体悪くはないのですが、奇を衒うことに舵をを切りすぎた感じがあります。センターが女の子らしさナンバーワンの南ことりでありながら、勢い重視の曲調でことりセンターにあまり似合っていない所も疑問が生じます。

また、特徴的なラップ部分。主に矢澤にこにラップを担当させています。声優を担当する徳井青空さんがラップ好きだそうですが、そこから影響されたのかと思わせます。

しかし、矢澤にこにラップというのはあまり似合いません。ただでさえ似合わないのにラップの仕方も声優がラップ好きなだけあって上手くて様になってる分余計ににこに似合わない歌唱になっています。

そのような声優、いわゆる中の人に引っ張られて曲作り、作品作りをしてしまうという要素が5thシングルから表れていたのではと思えて、顔をしかめてしまう部分です。

そもそも、矢澤にこというキャラは当時において徳井さんの演じる役のバリエーション外のキャラで、キャラを考えるともうちょっと高くて澄んだ声の方の方がよさそうに思いますが、彼女の作品愛とキャラ愛、声優としてのプロ意識でカバーしていました。キャラや作品のために声優が頑張るという当たり前のことながら理想的な姿勢です。しかしそれをやらずキャラや作品を声優に合わせて劣化させるのがラブライブを筆頭とする昨今のアニメ界、声優界です。

その高い意識と努力を台無しにしたのがアニメ以降のキャラ改悪で、あのアニメの矢澤は声質的に徳井さんが無理なく出せる声の範囲内に収まり、役柄としてもアニメ版ミルキィホームズのネロのようなキャラクターへと変化させられたためにあのキャラを演じたことによって徳井さんの評価が高まることもありませんでした。その点でも残念です。

 

4thシングルから怪しくなりはじめたジャケットですが、5thシングルでもやはり怪しい表情が出てきます。

5thシングル『Wonderful Rush』(2012年9月5日)ジャケット
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この表情、そもそもキャラデザや作画が狂ったというだけともいえますが、本来のにこらしさのない顔、表情です。

「~にこ♡」なんて話すタイプではなく、「~よね!」「~しなさいよ!!」みたいなタイプの生意気臭い女風の顔に変化しています。

アニメの矢澤は頻繁にクズとかゲスとか蔑称がつけられて呼ばれていましたが、そういうレッテルが似合ってしまいそうな系統の表情です。

また、アニメの東條もふくよかな体型や風貌からいろいろと蔑称がつけられてしまうようになりましたが、4th以降からそのような腫れぼったい顔になっていってしまいます。

アニメ派的にいえば4thからアニメのキャラデザに近付き、5thでは殆どアニメと変わらなくなるので4thと5thが最高みたいな感じになるのかもしれませんが、原案派としていえば逆の理由で4thはグレーゾーン、5thはほぼアウトです。

そして、5thシングルの怪しさを最も表しているのがMVの内容です。

5thシングル(2012年9月5日)MV

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実にアニメの矢澤っぽい行動と表情じゃありませんか。

上の真姫のサングラスを奪うシーンはアニメでポテトやハンバーガー(は未遂ですが)を盗んだシーンとつながるとも解釈可能で、アニメの影響下にあったことを思わせます。

まあ、従来のにこと真姫の絡みでも、あの程度の絡みはあり得るのですが、表情がおかしいですね。奪う前後の悪い感じの笑みの仕方に違和感があります。

そして飛行機のチケットのシーンの表情が一番衝撃的ですね。アニメの矢澤らしさがあります。

あと劇中で、ことりが枕を忘れたという下らないこと(本人にとってはとても大事ですが…)でトラブルメーカー的な扱いに見えるようにされてることからもアニメ1期イズムを感じます。

他にも各種演出、キャラの挙動などからアニメ1期からの気持ち悪い京極尚彦gleeワールドが5thシングルMVから開演してしまっているという印象が強いです。

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にこが疲れて不機嫌な表情や扱いなこと、絵里の振り向く動き、凛の派手な挙動、真姫とにこの絡み方、希のスピリチュアルお祈りなど、シーンの入れ方や見せ方などが、本来の流れを断ち切って気持ち悪く堕落したアニメ1期以降の演出・世界観のようです。

京極尚彦監督がgleeや海外ドラマを意識盗作したらしいこういう演出については好みでしょうが…ラブライブ!には合わない、μ'sには合わないと思います。加えてアニメ以降の劇伴音楽もgleeを意識して作ってという依頼で作られたようですが合っていません。

それを認めるかのように、シリーズアニメ企画の始動に合わせてキャラクター設定や作品世界観・設定を監督らが盗作したい内容に合わせて変えたわけですから…。

そのような点を見てもやっぱり5thシングルは汚点が多い作品という感じがします。

5thシングルの頃からキービジュアルにしても特に矢澤から意地汚さが垣間見える顔のデザインになっていますが、完全に体制がアニメ基準に移行したのが4th~5thの頃だったのだろうと思われます。

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少し擁護もしておくと、原案の公野櫻子先生が一番好きなのはWonderful RushのMVらしいです。元気が出るし白い衣装がお気に入りとのこと。

ただ、シングルMV全体についての感想で「もっとソフトなダンスをイメージしていたらキレキレで踊ってることにビックリ」と語っていることからも、MVの内容には公野先生が携わっていない可能性が高いですね。

 

6thシングル『Music S.T.A.R.T!!』(2013年)のMVやOVAなどについては時系列的にも完全にTVアニメ以降であり、設定等がTVアニメに侵食されていることがよく分かる作りで論外なので省略しますが、5thシングル同様にせっかくセンターに選ばれたキャラ、真姫に合っている曲といえるのかという点が残念ですね。ラブライブ!μ'sの西木野真姫ではなく、アニメの誰かさんに合わせたと考えると合ってるのかもしれませんが…。

  

 

最後になりますが、スタッフクレジットだけ見ても4thシングルと5thシングルの間から本格的に体制が変わったということが分かる部分が存在します。

1st~4th 

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5th~6th

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ピックアップすると

1st~4th 

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5th~6th

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Aqours 1st~2nd (参考)
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と、音響監督音楽プロデューサーの担当者が4thと5thの間で変わっているんですね。

明田川仁氏は4thシングルまで音響監督を担当、長崎行男氏はラブライブのTVアニメから現行のサンシャインシリーズに至るまで音響監督を担当しています。つまり長崎氏が担当をし始めた5thシングルからはTVアニメの体制に完全に入っていると見ることができます。

また、音楽プロデューサーが斎藤滋氏から伊藤善之氏に変わった頃からキャラクター性や作品性を軽視した音楽となり、音楽的に劣化が始まった所も偶然ではないのかもしれません。音楽のネタ切れという要素もあると思いますし、5thシングルのc/wはセンター花陽にも合っている曲でμ'sらしい良い曲なようにも思いますが。

 

細かい所なようで、しかし実際の内容の変化の結果、時系列的な状況を考えてみてもその間に様々な変化があるということですから無関係とはいえないでしょう。

邪推してみれば4thシングルまでは全力でμ'sとラブライブ!のクオリティを高めるために三社合同で頑張っていたのが、アニメ化決定以降はシリーズアニメプロジェクトとなると長期プロジェクトになるため、その影響もあるのでしょうが、スタッフ陣の整理や変更が行われる中で体制が変化したのではとも考えられます。

そしてその結果があの酷い有様のキャクターデザイン、キャラクター設定に脚本に演出に劣化した楽曲群。おまけに盗作疑惑も付けておきましたという、まともに企画を統括している人がいたとは思えない状況を生み出したのでは、なんて…。

2ndまで、せめて3rd~4thまでの体制が維持できていたら、ラブライブ!とμ'sは名実ともに本当に素晴らしい作品、素晴らしい企画になっていたのではというやるせなさが募ります。

 

まとめ

真正ラブライブ!、真正μ'sのナンバリングシングルとして認められるだろう作品

1stシングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』(2010年8月13日/8月25日)・・・100%

2ndシングル『Snow halation(2010年12月22日)・・・100%

3rdシングル『夏色えがおで1,2,Jump!』(2011年8月24日)・・・90%

4thシングル『もぎゅっと“love”で接近中!(2012年2月15日)・・・80%

5thシングル『Wonderful Rush(2012年9月5日)・・・10%

6thシングル『Music S.T.A.R.T!!(2013年11月27日)・・・ーー(論外)

 

(12/12 追記)

 

電撃G's magazine 2016年12月号 ラブライブ! School idol diary Special Edition #06について

ラブライブ! 2Dアイドル系

電撃G's magazine 2016年12月号を購入しました。

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原案公野櫻子先生によるラブライブ!School idol diary Special Edition #06』は今回は南ことりが主役でした。

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そこに矢澤にこさんが出てくるわけなのですが…その台詞の口調に怪しさがありました。

公野先生の作品も特にSID 2nd シーズンあたりからアニメに影響を受けたと思われる口調のブレや怪しさが増えてきています。

以前に記事にしたラブカの件などからも、公野先生の紡ぐキャラも段々アニメに近寄っていってしまっているような感じがあってアニメ以前のキャラが好きな自分としては寂しさがありました。

 

その内の一つが66ページです。(※Kindle版なのでもしかしたら雑誌版とはページが違うのかもしれません)

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上の画像に書き記した通りなのですが。

「なによ」という口調はアニメ以前のにこなら基本的に使わない口調だと思います。

元々のキャラから比較すると「なによ」というのは余裕がない言い方になります。

絵里や真姫など、元々女言葉が特徴的なキャラクターの場合は自然にそういう「~わよ」「~よね」「~ね」系の口調が出るのですが、にこやことり、穂乃果などの場合は"女の子"口調で、「~だよ」「~だね」といったあどけなさのある話し方になります。

まあ穂乃果やことりだと比較的ふざけた場合に「なによ」系の言葉が出ることも想像がつきますが、にこの場合はあまり想像がつきません。

GODにこの場合は言い切り系の厳しい口調になるようなことはありますが(例「ダメ!」など)、基本的には余裕を保った「~だね」「~だよ」「~ニコ(よ)」といった口調に落ち着きます。「なによ」というのはかなりありえないです。

 

「失礼ね」というのはグレーゾーンなのですが、上記と同じ理由でGODにことしては少し不自然さを感じる口調です。

まあ、この程度の「~ね」の使い方なら、穂乃果やことりなどだと割とよく使いそうなノリの言葉の流れで、にこでもそう不自然ではないのですが、上記の「なによ」の後だと言葉の響きが違ってきます。

【まとめ】

原文:「なによ――そんなに、指さして失礼ね――」

修正案:「なになに、どうしたの?そんなに指さしちゃって――」

とかそんな感じでしょうかね…。

 

 

二つ目は69ページです。

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これも画像に書き記した通りです。

「いいの!」と凄む感じで押し通す言い方、ノリはアニメ版矢澤の特徴です。

▲扱いにしましたが、×に近いですね。これが「いいの!」でなくて「いいの♪」「いいの♡」という形ならアリなのですがね。

または「いいんだよ♪」みたいにるんるんと相手を煙に巻いて寄せ付けないノリがアニメ以前のGODにこのキャラだと思います。

 

「問題なしね♡」はそれこそ問題なしなのかもしれないんですが一応。一つ目で指摘した理由と同じで、やはりどちらかといえば「問題なしだね♡」「問題なしニコね♡」とかの方がしっくり来ます。

相手との間にクッションを置くような口調がGODにこが持っていた特徴だと思うので。

ここについてはもう上に書いたとおりそのままで微々たる所なのでここで終わります。

 

あとがき

今回指摘した部分も、アニメ以降の矢澤臭さに敏感になってしまって萎えるポイントで、アニメ以前のGODにこが好きな自分にとっては細かいようで細かくない所です。

正直今回のSIDを読んだ感想としては萎えの方が大きかったです。

アニメ以後の雑誌連載やラブカ、SIDよりは、まだ鴇田アルミ漫画版の方がアニメ以前のキャラの特徴・魅力を残せているように思います。(まあこれもアニメ前後から若干怪しさが増えるのですが)

まあ、今回のSIDにおいても、アイドルは大きな夢を持っていた方がいいからOK的なことをことりに言いながらフォローする所などはらしさといえばらしさかなと思いました。

あと、にこがことりの目論見に協力してメンバーの説得法を練り上げていく姿にことりが信頼を置く…という所などもGOD世界のにことことりならではだと思いました。

ラブライブ!原案簡易考察~Loveca+~

ラブライブ! 2Dアイドル系

Loveca+

ラブライブ!の一部商品には今年の10月初頭でポイントの有効期限が切れたラブカ/ラブカ+というカードがついてきます。そのポイントを集めるとオリジナルグッズがもらえたりしたものなのですが、ポイント云々については省略。

そのカードの表にはキャラクターのイラストが描かれていて、裏面に原案担当公野櫻子先生によるキャラクターからファンへの書き下ろしメッセージが書いてあるものもあったりして、ポイントとして扱わずともカード単体で価値があるカードもあります。

カードのイラスト自体は既存絵が使われることが多いのですが、原案ファンにとってはラブカの裏面の公野先生書き下ろしのメッセージが貴重な価値を持っていることもあって、毎回全種類買い集めようとする人、トレードを繰り返す人も存在します。

ここではとあるラブカのメッセージに感じた違和感について取り扱いたいと思います。

 

GOD公野

原案の公野櫻子先生はファンからもファンでない人からも設定や文章がブレることが多い点についてよく指摘されます。

ただ、変な影響さえ受けなければブレるといってもキャラクターの軸までブレることはなく、我が道を進む人なのですが、ラブライブにおいてはアニメが絶大な知名度と影響力を持ってしまったこともあり、公野先生がかなりアニメから影響を受け、アニメとアニメから入ったファンに気を遣い設定を近づけたような要素も多く感じられます。

ラブライブ!において「原典」「原作」という呼ばれ方をすることも多い公野先生が執筆した小説版ことSID(School idol diary)も、執筆自体はアニメ1期以後であり、アニメ設定に寄せて書かれている描写や設定が多々存在しているので、アニメやアニメ以後の作品に比べたら原案に近い形で書かれてるといった程度のものでしかありません。

つまり、純粋な公野櫻子原案作品はアニメ以前に書かれたものしかないと思います。例:雑誌連載、ラブカ、各種メッセージ媒体類、CDドラマプロット、参考:鴇田アルミ作画漫画版

 

僕たちはひとつの光ラブカ矢澤にこ

ここで、本題のラブカの件に入るのですが、最も原案系媒体とそれ以外で性格や設定の差異が大きく分かりやすいことと、個人的に他のキャラより詳しいこともあって、また矢澤にこについての考察になります。

僕たちはひとつの光」とかいう劇場版の劇中歌がありますが、そのシングルに付属してきたラブカ矢澤にこの裏面の画像をひょんなことから見てしまい、そこのメッセージを読んでショックを受けてしまいました。

公野櫻子先生が書いているのですが、口調が原案のにこのものじゃなくなっています。殆どアニメのにこの口調なのです。

原文

 「ニコニーの新しい曲と、

新しいステージをついにあなたに

見せちゃう日が来たわね いい?

いくら楽しみにし過ぎてたからって、

あまりのニコのキュートさにドキドキしすぎて

倒れないように絶対注意よ

倒れても人工呼吸はしてあげないんだから」 

 

解説

「見せちゃう日が来たわね「来たわね」が問題です。

「~だわ」「~わね」「~よ」「~よね」といういかにもな女性言葉、お姉さん系な口調を使うのはアニメにこの特徴であり、原案にこはそういう言葉は使わず、主に「~だよね」「~だよ」「~ニコ」「~ニコよ」「~ニコね」といった上からでも下からでもない立場を維持した話し方をします。

ファンへの感謝や愛を込めたメッセージを語る場、インタビュー記事などの場では敬語なこともありますが、どちらにせよ、このカードの口調はあまりにアニメに寄りすぎて原案にことしてはおかしいのです。

「いい?」という確認の言葉もなんだか高圧的な色が含まれていて違和感があります。

原案にこは話の内容が上からの時でも話し方が高圧的になることがほぼありません。嘲笑混じりな時はありますが。

具体的にはアニメにこなら「違うわよ!それはこうすんのよ!」とか言うような場面で、原案にこなら「違うよ~それはこうするんだよ~?」とか「それはこうするニコよといった形になって話す対象との間にちょっとした距離を置きます。

ファンに対しては、わざと仮想恋人同士のように馴れ馴れしく話すことも多く、このカードのメッセージの場面ではファンに語りかけてるので「大丈夫?」くらいが妥当に思います。

「絶対注意よの所ですが、ここも上の「来たわね」の所で述べたように「~よ」はアニメにこの口調で原案にこがまず言わない台詞です。原案にこなら「絶対注意してね」「絶対注意だよ」「絶対注意ニコみたいな感じになります。

「倒れても人工呼吸はしてあげないんだからはグレーゾーンなのですが、できるだけそのまま残すとしたら「人工呼吸はしてあげないんだからね「ね」を付け足すといい気がします。

上で述べてきたように、それまでの口調が高圧的なアニメにこ口調できたせいで「してあげないんだからから感じる違和感も強くなってしまっているので、よりグレーに感じられてしまうのかもしれません。

また、原案にこはファンに対してはサービス強めに語りかけてくれることが結構あるので、「してあげない」ではなく、「してあげようか?」「してほしいの?」みたいな誘惑・挑発系の語りかけで来るパターンも十分考えられます。

その場合、「もし倒れちゃったら、ニコの人工呼吸で起こしてほしいニコ?」とかでしょうか。

改善案まとめ

ニコニーの新しい曲と、

新しいステージをついにあなたに

見せちゃう日が来たニコ 大丈夫?

いくら楽しみにし過ぎてたからって、

あまりのニコのキュートさにドキドキしすぎて

倒れないように絶対注意ニコよ(注意してね)(注意だよ)

倒れても人工呼吸はしてあげないニコよ(もし倒れちゃったらニコの人工呼吸で起こしてほしいニコ?)

 

アニメμ's& 声優ユニットμ'sの活動終了間際の楽曲につけてきたラブカということで、公野櫻子先生のアニメに毒され度もMAXになってしまったのでしょうか。それとも出来の悪いゴーストライターとかに発注してしまったのでしょうか。どちらにせよ公野先生が紡ぐμ's、特ににこが好きな自分としてはとてもショックな事件でした。

ラブライブ!原案簡易考察~School idol diary コミカライズ~

ラブライブ! 2Dアイドル系

 私はラブライブ!の原案設定、アニメ以前の姿が好きでした。原案設定、アニメ以前の設定や作品展開はアニメ以後のそれとは全く別物であり、キャラクター1人を見ても別人としか言い表せないほどに差が大きいのです。

…それ以降を語るととても長くなるので、とりあえずは省略しておいていきなり本題に入ることとします。

 

SIDコミカライズの欠陥

メディアミックス作品『ラブライブ!』には、原案を担当する公野櫻子先生が執筆する小説版こと「School idol diary」{略称(通称)「SID」}があります。比較的原案設定に近いキャラクター設定・性格が反映されており、初期設定ファンにも概ね好評なことの多い小説版ですが、漫画版(作画担当:おだまさる)には重大な欠陥が存在します。

…と偉そうに語ってみましたが、私はサンプルとしてネットでも無料配信されている第1話しか読んでいません。

最初はG'sコミック本誌を購入して読んだのですが、その1話からいきなりの内容の酷さにショックを受けて捨ててしまい、ただでさえラブライブ!というシリーズに失望していた中でその仕打ちを受けて失望が深まり、その後その漫画もその雑誌も読むことはありませんでした。鴇田アルミ先生作画の漫画は単行本で追うつもりですが。(5巻以降出るのか…?)

公野櫻子本人が執筆したSIDを元に描かれたコミカライズ、漫画版作品なのだから、当然公野櫻子による世界観とキャラクター設定を遵守しているべきであるのに対し、この作品はキャラクターの性格、挙動などがアニメ設定に寄せられてしまっています。つまり原作であるSIDとは別人として描かれてしまっているのです。

SIDの内容・描写を愛していた故にそのコミカライズ、漫画化を喜んだ立場からすると許し難いのです。作画担当おだまさる氏のせいなのか、編集部のせいなのか、誰のせいなのかはっきりとは分かりませんが、私にとってはとてもショックなのでした。

 

原案とアニメ以後の間で最もキャラクター性格・設定において差異の大きいキャラクター

ラブライブ!の中でも矢澤にこというキャラクターは原案とアニメ系媒体では大きく性格・設定に差があるキャラクターで、最も差異の大きなキャラといっていいくらいです。アニメの脚本家・花田氏も「にこと希のキャラ、監督に言われた方向で話作るのに面倒なんで変えさせてもらったわwwwww」って某雑誌のインタビューで仰ってました。

また、その某雑誌では原案公野先生のインタビューもあったのですが、SID執筆にあたって「アニメのにこのキャラはおかしなところが強調されすぎているから、そうでない可愛いにこを書きたい」という普段苦言らしいこと全く言わないような人なのにやんわり苦言を呈するようなことを仰っていて、アニメの矢澤にこというキャラと花田十輝氏の問題児っぷりがうかがえます。

そして今回、取り上げるSIDコミカライズ1話でも原作レイプ、キャラ改悪の被害者となっているのがその矢澤にこなのです。

 

それでは、その具体的説明に入ります。

comic-walker.com

上記のリンクでSIDコミカライズの第1話を読むことができるので、それを参考に見て行きたいと思います。

 

まず10ページ。

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 このアイドルの撮影会について、にこが説明していく部分は原作のSID(穂乃果)には具体的にはない部分です。つまり、原作公野櫻子による台詞や描写ではありません。

原作では穂乃果の一人称形式であり、「アイドル撮影会とはニコちゃんによると~ってことなんだって」みたいな感じに説明をされた経緯を説明するだけで終わっています。そこの部分をコミカライズにおいては掻い摘まずイベントとして展開させているわけなのですが…、その描写、台詞が問題なのです。

上記の漫画おいて「常識よ!」というのはにこの台詞なのですが、公野櫻子SIDのにこは「常識よ!」なんて言い方はしません。「そんなの常識だよ~」とか「常識ニコ」「常識ニコよ」とかそういうあたりの台詞に落ち着きます。

「~よ!」みたいな強めの女性言葉はアニメにこの口調・性格の特徴で、SIDにこ、原案にこはそういう言葉を使いません。

つまり、SIDを原作としたコミカライズでありながらキャラクター性格設定がSIDのものではなく、アニメを意識してしまっていることを表しています。簡単にいえば原作軽視、原作レイプなのです。

【まとめ】

×「常識よ!」

「常識だよ」or「常識ニコ」or「常識ニコよ」 語尾に「!」「♪」「☆」「♡」など場合によって使い分けたりノリで使い分けたり。「常識だよ~?」とかもあり

 

 

また、上記の絵のようなむすっとした顔で説明したりはしません。アイドル知識、アイドル理論をひけらかす時は得意気な顔だったり、アイドルスマイルを維持したまま行うのが公野櫻子描写によるにこの性格・設定です。

ところが、このアイドルとしての自分のあり方を忘れている、プロ意識の低さと可愛げのなさに溢れたむすっとした表情はアニメ時空のものとしか思えないのです。

 

 

さらに13ページ。

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引き続き原作には具体的描写や台詞のない所が多いシーンですが、

「あんたにも言ってるの!!はにこの台詞です。

これも SIDのにこなら言わない台詞であり、SIDのにこが言うとしたら、まずメンバーや誰か自分以外の人間のことを「あんた」とは呼びません。その時点で大間違いで、著者が想定しているのがアニメ時空のものだということを示しています。

SIDのにこなら「あなた」とか、メンバーであればこの場合穂乃果に対してなので「穂乃果ちゃん」と呼びます。

SIDは原案者・公野櫻子の作とはいえ所詮アニメ以降に執筆された作品なのでアニメに影響を受けており多少ブレる時もなくはないのですが、原案のにこならまず「言ってるの!!とは言いません。「言ってるんだよ!」「言ってるにこ!」という形で多少可愛い感じにクッションが置かれる言葉遣いになります。

「よくいるでしょ」は無視してもいいのですが、これもこれまでの言葉遣いのミスや表情の悪さが響いて高圧的な言い方に感じます。

アニメにこだと「よくいるでしょ↓(中低音)原案にこなら「よくいるでしょ?↑(高音)になるでしょう。

また、最後のコマの「見えるかってことよ!」という言葉遣いもアニメ時空のものです。

SIDのにこなら「見えるかってことにこ」「ことだよ」といった言葉遣いになります。

【まとめ】

×「あんたにも言ってるの!!

「穂乃果ちゃんにも言ってるんだよ?」or「穂乃果ちゃんにも言ってるニコ!」or「穂乃果ちゃんにも言ってるニコよ?」

×「見えるかってことよ!」

「見えるかってことニコor「見えるかってことだよ

 

また、つまり以降を説明する際の表情にもケチがつきます。SIDにこ、原案にこは、このようなただ偉そうな無愛想な表情はしないタイプのキャラで、得意気な顔をするか、何らかの種類の笑顔を浮かべつつの説明になります。メンバーの中でも最も余裕を持ってるキャラの1人であり、メンバーの中で最も余裕がないアニメ時空のにことは似ても似つくことのない別物なのです。

 

ついでに16ページ。

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 この表情も素でも基本アイドルらしい表情、仕草を崩すことのないSIDにこ・原案にこならしないアイドルらしからぬ表情で、アニメにこがよくする系統の表情です。作画担当がアニメ時空を強く意識していることが分かります。

 

 キャラクターも物語も何も感じない考えない人にとっては、何を細かいことをと思うかもしれませんが、全然細かくない所なのです。あまりに大きすぎます。

アニメだけならまだ少しは詭弁が通りかける時もあります。あーアニメは全く関係がない別物なんだもんなー原作矢立肇(笑)だもんなあ、と。

しかし公野櫻子執筆のSIDを原作として作られた漫画版SIDでこれをやられてしまっては何をどう考えても筋が通る気がしません。

SIDコミカライズが好評なことも知ってますが絵がTVアニメ以降の室田氏の絵に似てることで持て囃されているだけなので、あまり参考にはなりません。

個人的にはTVアニメ以降の室田氏の絵はアニメ設定由来の性格の悪さがキャラクターデザインににじみ出ていて嫌いですし原案レイプなので絵柄も減点ポイントです。

漫画の方が分かりやすくて読みやすいのは分かりますが、School idol diaryの内容が好きな人は内容が異なるのでコミカライズ版ではなく原作の小説版の方を読んでほしいなと思うのでした。